「人」という字はお互いが支えあって成り立っている。なんて話を聞いたことがある。
(片方寄りかかっているだけだろ、というおもしろ話もあるが)
社会ではお互いが助け合って生きているのだ。素晴らしいことだ。
誰かに助けられたらその人へ恩返しをしたいという気持ちにもなるだろう。
そこに罠がある。
心理学では「返報性の法則」というが、人間は他社からの好意に報いたいという習性があるのだ。
つまり、どんな些細なことでもいいから常日頃相手に恩を売りつけておく。
そして自身が困った際には積極的にそれを周囲にアピールすれば返報性の法則により勝手に救いの手を伸ばしてくれるというわけだ。
これが「助け合い」の正体だ。意外と生々しいものである。
助け合いの面白い点は、他社を助けたものは「人の役に立った」などと幸福感や満足感を覚えるところにある。自身が利用されているとも知らず、他人に必要とされている、承認欲求が満たされたと感じるのだ。
自分の手を煩わせてまで他人を助けたくない、などと考えていた方々も一度他人を助けてみるといい。意外と面白い反応を示してくれるかもしれない。
相手に渡す助けは最小に、相手からもらう助けは最大に。これを意識して助け合っていこう。
すべては自身の利益のために。
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