破顔一笑という言葉がある。
破顔一笑
にっこり笑うこと。▽「破顔」は顔をほころばせること。ほほえむこと。「一笑」はちょっと笑うこと。
(三省堂 新明解四字熟語辞典より)
「破顔」とはなかなか面白い。
まるで顔面を破壊するかのような響きだが、意外にもほほえむ程度らしい。
言葉の意味としてもポジティブなものとなっていて、ほほえましい情景が思い浮かぶ。
そこで、この言葉に着想を得て新しい言葉をつくってみた。
「奇顔冷笑」
・人の顔をみてあざ笑うこと。ばかにする笑い。
「奇顔冷笑」にするか「奇顔嘲笑」にするか迷ったがより相手を見下す意味合いが強そうだったため冷笑を採用した。
顔の優劣は世間でもたびたび話題になるところだ。
例えばタレントやモデルなどで活躍している人は顔立ちが整っていることが多く、
世間的にも見た目がいいというのは肯定的に受け止められる。
しかしその逆はどうだろうか?
顔のバランスが左右で大きく違う人、肌が荒れている人、一部に欠損がある人・・・・
もしかしたら、そうした特徴を持つ人の中には今までで生きてきた中で嫌な思いをすることもあったかもしれない。
だが美的感覚など時代によって変わっていくものだ。
今は醜いと罵られても100年後は美しいと捉えられる可能性だって十分ある。
「奇顔冷笑」この言葉を誰に対して使うのかはあなた次第だ。
使用の際は相手の顔の何がおかしく、何を見下したいのか考えつつ使っていただければ幸いだ。
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